実家の不動産にどう向き合うか考える
◼️「売る・貸す・住む」から整理してみる
実家の不動産を相続した、
あるいはこれから相続する予定がある。
そのような人から、
「どう扱えばいいのか迷っている」
というご相談をよくいただきます。
基本となる選択肢は、大きく分けて3つ。
「売る」「貸す」「住む」という考え方です。
一方で、目的もなく
「そのまま」にしているケースも少なくありません。
思い入れがあって丁寧に維持されている場合は、
それもひとつの選択です。
ただ、不動産は何もしないままでは廃れてしまいます。
とくに人が住まなくなり、
手入れが行き届かなくなると、
家が朽ちていくのは早いものです。
◼️「活用できない」と決めつけず可能性を探る
実家について、
「この地域では売れないのではないか」
「借り手は見つからないだろう」
「すでに自分の住まいがあるから住む予定もない」
と否定的に捉えてしまう人はとても多いのが現状です。
でも、不動産は自分が住まなくても、
誰かにとって価値が高い場合もあります。
ひとりでも「買いたい」「借りたい」と感じる人がいれば、
活用の可能性は残されているのです。
また、「住む」という選択も、
かならずしも永住に限る必要はありません。
たとえば、定期的に過ごす拠点として活用する、
といった関わり方も考えられます。
実家をすぐに「負」動産と捉えるのではなく、
どのように活かせるかという視点で見ていただきたいのです。
◼️現状を把握し、早めに選択肢を広げておく
そのためにも、まずは実家の現状を
落ち着いて確認することが大切です。
建物の状態や立地、
維持にかかる費用などを整理することで、
見えてくることもあります。
そのうえで、
「どのような可能性があるのか」
を少しずつ探っていくのです。
そうした積み重ねが、
納得のいく選択につながっていきます。
実家の場合は相続の問題も関わるため、
判断が難しく感じられる場面もあるかもしれません。
だからこそ、
できるだけ早い段階から考え始めておくことが
安心につながります。
これから先、空き家は
さらに増えていくとも言われている状況です。
そのなかで、
ひとつでも多くの実家が「活かされる形」
で引き継がれていくことを願っています。

