不動産売却で後悔しない秘訣とは?
■後悔のない不動産売却には事前準備がカギになる
あなたは、不動産売却をしたいとき、どのような方法を考えますか?
昨今では、インターネットの検索ワードで「不動産売却」と入れれば、価格査定用のサイトがいくつも出てきます。
自分で調べるだけでも、簡単に不動産売却の手順を知ることができる時代になりました。
各サイトの基本的な流れは、ほとんどの場合、似たようなものです。
だいたい「ステップ0(事前売却準備)」をスキップして、
「まずは査定をしましょう」
「まずは相談を」
というところから入ります。
ところが、本当に大切なのは、その前段階、つまり「ステップ0」なのです。
事前準備をせずに不動産会社へ行けば、不動産会社が描くストーリーに乗せられ、「売ること」を前提に話を進められてしまいます。
一度そうなると、
「不動産会社のプロが言っているから、間違いないのだろう」
と思ってしまうのが人の心理です。
でも、それでは売却の成功にはつながらない可能性が高くなります。
売却を成功させるには、この事前準備をしっかりと行うことが大切です。
難しく感じるかもしれませんが、ある程度自分で調べることは十分にできます。
後悔のない不動産売却を実現するためには、きちんと調べてから不動産会社に相談するのがおすすめです。
■売りたい不動産の特徴や特色を知ろう
不動産を売却したいときに、いきなり不動産会社に相談しないほうがいいのはなぜでしょうか?
それは、不動産会社も営利を目的としているからです。
当たり前に思えるかもしれませんが、どういうことなのか詳しく説明しますね。
不動産の仲介を行っている不動産会社は、「仲介が成立したとき」にお客様から受け取る「仲介手数料」が収入になっています。
裏を返せば、仲介が成立しなければ、この仲介手数料を得ることができず、会社の収入につながりません。
そのため、売却を成立させる必要があります。
結果的に、「自分たちが売りやすい価格」、つまり買い主が購入しやすい価格に流れていき、売りたい価格や実際の相場よりも売却価格が安くなってしまう可能性があるのです。
そうなると、手放したあとに後悔の想いが残ってしまうかもしれません。
大切な不動産を手放すのですから、できる限り価格も価値も高めたいところではないでしょうか。
理想的に不動産を売却するために、事前準備としてどのようなことを考えて、どのように調べていけばいいのかポイントがあります。
また次回以降に、詳しくお伝えしていきますね。