家賃が高ければ、安心して運用できるとは限らない
◼️家賃の高さだけで判断しない
不動産投資では、
「家賃は高いほうが収益も増える」と考えがちです。
もちろん、
高い家賃で安定して貸し出せる物件であれば、
大きなメリットがあります。
ただし、現在の家賃だけを見て判断するのは注意が必要です。
大切なのは、その家賃が現在の相場と比べて適正なのか、
また、今後も維持できる水準なのかを確認することです。
物件のなかには、
たまたま高い家賃で入居が決まっているケースがあります。
また、そのタイミングで売りに出されていることもあるため、
現在の家賃だけを見て収支を計算すると、
購入後に想定どおりの運用ができない可能性もあります。
だからこそ、築年数や周辺エリアの家賃相場と比べながら、
現在の家賃が適正かどうかを確認しておくことが大切です。
◼️借り手が限られる家賃設定もある
近年は、地域にもよりますが、
賃貸相場が以前より上昇しているエリアも少なくありません。
そのような物件を借りられる方は、比較的限られます。
会社の家賃補助を利用しているケースもありますが、
景気や勤務先の状況などの影響を受けることもあるため、
需要が変化する可能性も考えておきたいところです。
わたし自身も不動産会社に勤務していた頃、
当初の家賃設定が高かったため、
退去後になかなか次の入居者が決まらず、
家賃を見直した経験があります。
一方で、周辺相場に合った家賃で
安定して貸し出されている物件は、
借り手の幅が広く、
長期的な運用につながりやすい傾向があります。
もちろん、どの物件を選ぶかは投資方針によって異なります。
でも、購入を検討する際は、
現在の家賃だけでなく、
築年数ごとの家賃相場や、
過去の募集履歴・家賃の推移なども確認しておくと、
より安心して判断できるでしょう。
◼️新築物件は収支計画を慎重に考える
新築物件は、新築という付加価値から、
家賃が相場より高めに設定されていることがあります。
入居当初はその家賃で貸し出せる場合もありますが、
退去後も同じ条件で募集できるとは限りません。
そのため、現在の家賃だけを前提に収支計画を立てるのではなく、
将来的に家賃が下がる可能性も考慮したうえで、
無理のない計画を立てることが大切です。

