実家を守るには「現状維持」という選択肢もある
◼️特定空き家を避けるため、定期的な管理を続けよう
相続によって実家を引き継いだ場合、基本的な選択肢としては
「売却する」「賃貸に出す」「自分で住む」
この3つが考えられます。
ただし、すぐに方向性を決められず、
「しばらくのあいだ、そのままにしておきたい」
と考える方も少なくありません。
現状を保ちながら様子を見る、
という判断もひとつの選択ではあります。
その際に注意したいのが、
実家を完全に放置してしまうことです。
人の出入りがなく、
換気や手入れもされない状態が続くと、
建物は想像以上に早く傷んでいきます。
虫が入り込んだり、
庭の草木が伸び放題になったりすることで、
周囲からも空き家と認識されやすくなるでしょう。
こうした状態が続くと、
行政から「特定空き家」と判断される可能性が出てきます。
そうなると、建物の老朽化が進むだけでなく、
税金の負担が増えるおそれもあります。
たとえば、土地の固定資産税が大幅に上がったり、
行政による解体が行われた場合には、
その費用を求められるケースも考えられます。
また、台風などの自然災害時に、
屋根や外壁の一部が破損し、
近隣に被害を与えてしまうリスクも見過ごせません。
こうした事態を避けるためには、
定期的な点検やメンテナンスを続けることが欠かせません。
「気づいたときには、手がつけられない状態だった」
という状況にならないよう、
早めに対策を講じておきたいところです。
もし遠方に住んでいて頻繁に通えない場合には、
空き家管理サービスを行っている業者に
依頼する方法もあります。
第三者の手を借りながら、
建物の状態を保っていくことも、
現実的な選択肢のひとつとして視野に入れていきましょう。

