「住まない家」をどう活かす? 実家が「収入源」に変わる活用方法
◼️事業には「自分で行う」「貸して活用する」2つの形がある
土地や建物の活用方法は、この数年でぐっと広がりました。
民泊やカフェ、飲食店、レンタルスペース、福祉事業所、
駐車場、トランクルームなど、選択肢はじつにさまざまです。
こうした事業には、大きく2つのパターンがあります。
ひとつは自分で事業を運営する方法。
もうひとつは、土地や建物を事業者に貸して収入を得る方法です。
たとえば、空き家になった実家で
グループホームのような福祉事業を行う場合、
自分で運営することもできますし、
事業者に建物を貸して家賃を受け取る形にすることもできます。
「貸す」場合は、自ら事業をする必要がなく、
安定した賃料収入を得られるのが特徴です。
とくに福祉事業者に貸すケースでは、一般の家賃相場より
高く借りてもらえることが多いというメリットもあります。
民泊やカフェなども、同じように
「自分で行う」「貸す」のどちらも選べますし、
レンタルスペースやトランクルームも同様です。
駐車場は自分で運営するパターンが一般的ですね。
◼️不動産活用は「伝え方」ひとつでも広がる
最近の不動産投資は、
土地の使い方に多様なアイデアが生まれています。
その可能性を広げるためには、不動産会社に賃貸を依頼するときに、
「さまざまな利用方法にも対応したい」
という意向を伝えておくことも大切です。
そうしておけば、事業者から問い合わせがあった際に、
不動産会社が早々に「これは無理です」と断ってしまうリスクを減らせます。
実際、住居として貸す場合の家賃、
事業利用の場合の家賃をあらかじめ伝えておくケースも多く、
後者は高めの設定にできることが一般的です。
いまの時代は、住居として貸すだけでなく、
社会のニーズに合わせて多様な事業への活用が検討できます。
自分自身が事業者として取り組む方法もありますし、
事業者に貸して活用してもらうことも可能です。
新しい使い方を提案する人が増えていることで、
選択肢はどんどん広がっています。
実家を賃貸に出すときに大切なのは、
選択肢を広く持つこと、
事業者に貸すほうが高い賃料になる場合もあると知っておくこと、
この2つです。
知っているだけで、資産の活かし方は大きく変わります。
ぜひ視野を広げて、
あなたの実家や土地に合った活用方法を検討してみてくださいね。

